御嶽山1合目の敷地内には御嶽神社別殿の ある純和風旅館。 当館は御嶽神社の22代宮司が営む宿でございます。

御岳登山の拠点として、又、木曽の観光の拠点としてご利用下さい。

文豪 島崎藤村は親子2代にわたり、当館を愛しご利用くださいました。

島崎藤村『夜明け前』の一説 (宮下家は現在の当館にあたります)

御岳山の麓があたる傾斜の地勢に倚り、王滝川に臨み、 里宮の神職と行者の宿とを兼ねたような禰宜の古い家が、この半蔵等を待っていた。 川には橋もない。山から伐って来た材木を並べ、筏に組んで、村の人達や登山者の通行に備えてある。 半蔵は三沢というところでその渡しを渡って、日の暮れる頃に禰宜の宮下の家に着いた。

TEL:0264-48-2006

御嶽山と御嶽神社

古くから信仰の山として信者の畏敬を集めてきた御嶽山。
民謡の木曽節では「木曽の御嶽夏でも寒い袷やりたや足袋添えて」、
伊那節では「わしが心と御嶽山の胸の氷は 胸の氷はいつとける」と歌われており、
神聖な信仰の山であるとともに木曽を代表する山として「木曽のおんたけさん」 として親しまれています。

滝旅館はその御嶽山の麓にあり、御嶽神社の22代宮址が営んでおります。
館内には御嶽神社別殿がございます。

伝承によれば木曽御嶽山頂上奥社は大宝2年(702年)信濃国司高根道基が創建し、ついで延長3年(925年)白川少将重頼が木曽御嶽山へ登山し神殿を再建した。
また、一合目里宮社は文明16年(1484年)再建、文亀3年(1503 年)再興と記録にある。
天明2年(1782年)に覚明行者が木曽御嶽山黒沢口登山道を、寛政4年(1792年)に普寛行者が木曽御嶽山王滝口登山道をそれぞれ開き、講社を作り軽精進潔斎による木曽御嶽山登山を奨励したことにより、御嶽講(山岳信仰・講)が全国に広まり、今日に至り、御嶽教の信者が参拝を欠かさない。
里宮(さとみや)、十二大権現(じゅうにだいごんげん)、八海山神社(はっかいさんじんじゃ)、三笠山神社(みかさやまじんじゃ)、田ノ原大黒天(たのはらだいこくてん)、頂上奥社(ちょうじょうおくしゃ)の各社殿からなる。

TEL:0264-48-2006

島崎藤村と滝旅館

島崎藤村「夜明け前」第一部
(新潮文庫)より

御岳山の麓があたる傾斜の地勢に倚り、王滝川に臨み、里宮の神職と行者の宿とを兼ねたような禰宜の古い家 が、この半蔵等を待っていた。
川には橋もない。山から伐って来た材木を並べ、筏に組んで、村の人達や登山者の通行に備えてある。
半蔵は三沢というところでその渡しを渡って、日の暮れる頃に禰宜の宮下の家に着いた。
「皆さんは馬籠の方から。それはよくお出掛け下さいました。馬籠の御本陣ということはわたしもよく聞いております」と言って半蔵を迎えるのは宮下の主人だ。
この禰宜は言葉をついで、
「いかがです。お宅の方じゃもう花も遅いでしょうか」
「さあ、山桜が三分ぐらいは残っていましたよ」と半蔵が答える。
「それですもの。同じ木曽でも陽気は違いますね。南の方の花の便りを聞きましてから、この王滝辺のものが花を見るまでには、一ト月もかかりますよ」
「ね、お師匠さま。わたしたちの来る途中には、紫色の山つつじが沢山咲いていましたっけね」
と勝重も言葉を添えて、若々しい眼付をしながら周囲を見廻した。
半蔵等は夕日の満ちた深い谷を望むことの出来るような部屋に来ていた。
障子の外へは川鶺鴒も来る。部屋の床の間には御岳山蔵王大権現と筆太に書いた軸が掛けてあり、壁の上には注連縄なぞも飾ってある。
「勝重さん、来て御覧、これが両部神道というものだよ」と半蔵は言って、二人してその掛物の前に立った。
全く神仏を混淆してしまったような床の間の飾り付が、先ず半蔵をまごつかせた。 しかし、気の置けない宿だ。
ここには草臥れて来た旅人や参詣者なぞを親切にもてなす家族が住む。 当主の禰宜で十七八代 にもなるような古い家族の住むところでもある。髯の白いお爺さん、そのまたお婆さん、幾人の古い人達がこの屋根の下に生きながらえているとも知れない。 主人の宮下はちょいちょい半蔵を見に来て、風呂も山家での馳走の一つと言って勧めてくれる。 七月下旬の山開きの日を待たなければ講中も入り込んで来ない、今は谷もさびしい、それでも正月十五日より二月十五日に至る大寒の季節を凌いでの寒詣に続いて、 ぽつぽつ祈願を籠めに来る参詣者が絶えない、と言ってみせるのも主人だ。

(中略)・・・

王滝は殊に夜の感じが深い。 暗い谷底の方に燈火の泄れる民家、川の流れを中心に湧き立つ夜の靄、すべてがひっそりとしていた。 旧暦四月のおぼろ月のある頃に、この静かな森林地帯へやって来たことも、半蔵をよろこばせた。

島崎藤村は親子2代にわたり、当館を愛しご利用くださいました。
島崎藤村の父である島崎正樹と藤村本人の直筆を展示し、皆様にごらんいただいております。 書・礼状・色紙など、ごゆっくりとご覧いただく事が出来ます。

TEL:0264-48-2006

季節の会席と精進料理

木曽の食材・長野の素材など、
地の食材を使った季節の会席料理。

食べた人を飽きさせない、
料理人自慢の精進料理。

TEL:0264-48-2006

館内のご紹介

バス・トイレ付きの
ゆっくりと落ち着けるお部屋。

一日の疲れを癒してください。※男女各1

TEL:0264-48-2006

交通案内

グーグルマップ

住所

島崎藤村ゆかりの宿 木曽御嶽 滝旅館

〒397-0201
長野県木曽郡王滝村3417-1

電話:0264-48-2006

交通のご案内

大阪→名神高速道路・180分→小牧JCT→中央自動車道・60分→中津川IC→国道19号・80分→木曽福島(元橋)→30分→王滝村→田の原

東京→中央自動車道・170分→伊那IC→国道19号・25分→木曽福島(元橋)→30分→王滝村→田の原

大阪→新幹線・70分→名古屋→JR中央本線「特急しなの」・86分→木曽福島駅→バス・40分→王滝村→バス・40分→田の原

新宿→JR中央線「特急あずさ」・160分→塩尻→JR中央本線「特急しなの」・26分→木曽福島駅→バス・40分→王滝村→バス・40分→田の原

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木曽御嶽 滝旅館

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季節の会席と精進料理

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